谷 好通コラム

2020年03月03日(火)

3.03.かつて私も社員を一人残らず知っていた。

私は何年か前まで、
社員の名前はもちろん一人一人の事をよく知っていることが自慢だった。
社員が300人になるぐらいまでは本当に自慢できるほど知っていた。
5年前会社が株式を上場して、
ありがたい事に新入社員がいっぺんに70人~60人も入るようになって、
あれから、私の記憶力が追い付かなくなりました。
新入社員の半分も憶えなくなって、今では、知らない社員も何十人もいます。
せっかく入社してくれて仲間になったのに、
知らないままで申し訳ないのですが、もう無理です。
昔は、毎月の一人一人の給料を必ずチェックして、
これでいいのか自分に確かめたので、
一人一人の事をいろんな意味で知っていたのですが、今はもうしていません。
去年の二月に社長職を退いて、その三月に腰の手術をして入院した時以来、
給与チェックをしなくなって、
社員の一人一人に対する意識が薄くなって、
社員が500人を超す今では、加速度的に社員の事を知らなくなってきました。

ところが今日、幹部会議で、会社全体の戦略的な人員配置を議論して、
新しい体制を組み上げていた時、
新しい経営者である社長や、特に専務が、
社員一人一人の事を、一人残らず知っていると断言し、
事実、本当に詳しく、それぞれの事情まで知っていることに驚きました。
しかもその口調が、一人一人と気持ちが通じていることを感じさせるのです。
驚きました。

この会社は大丈夫だと思いました。

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2020年03月02日(月)

3.02.とりあえずEXキーパーの懸垂幕を

新発売のEXキーパーが予想以上に順調なスタートを切っており、
一台20万円もするクラスのコーティングを、
ユーザーはこんなに望んでいたということに驚くと共に、
それに気が付かなかった自分たちの鈍さに反省するばかりです。

何の販売促進活動をすることなく、
2月終盤の1週間で31台販売施工されただけでなく、
3月1日(日)には1日だけでなんと15台のご注文をいただき、施工しました。
本格的に販売促進活動を始めたら、どんな販売になるのか、
ちょっとビビっているくらいです。

もちろんEXキーパーは値段が高いだけでなく、
それだけの価値があることが、そのツヤの凄まじさに一目で判るだけでなく、
EXキーパー独特の施工後の「触感」は、
施工をされたお客様が一人残らず感動的に驚かれます。
そして、「やってよかった」と口にされるので、
施工店のスタッフとしても、やっていてすごくうれしい商品です。

商品名をEXSECCES BEAUTY「過剰なまでの美」
と、自虐的かつ逆説的に表現しましたが、
もっと素直に言えば良かったかなとも、思っています。

先行販売を進めているキーパーラボと、
KeePer選手権全国上位10位までの店舗に、
手始めにこんな「懸垂幕」を上げようとしています。

何度も何度もブラッシュアップをして造ったものです。
EXキーパーはそのパンフレットに「新車用」としているので、
施工台数の約半数が新車であり、
その人たちは「新車用」としてあることが施工の動機になったようですが、
半分近くは経年車であり、丁寧な「研磨」作業を施したうえで、
新車の状態に戻して施工させていただき大変喜んでいただきました。
だから、パンフレットのように
対面でお客様とコミュニケーション出来るツールには、
「新車用」と書いてあっても、それを経年車に乗るユーザーにも説明できるが、
「懸垂幕」のように、
一方的に叫ぶような宣言的な媒体では、
相互のコミュニケーションが成立しないので、
店舗の入り口に掲げるような懸垂幕では、
新車以外を切って捨てることになるので、
懸垂幕には「新車用」とは書きません。

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「EXキーパーは新車用にお客様は反応して買われたので
懸垂幕にも新車用と書いた方がいいのでは」と意見を言ってきた者には、
上記のような論理を書いて返したが、返事がありません。
理解できなかったのでしょうか。心配です。

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3.02.異動の四人の店長に期待する事

昨年の秋、KeePer LABO運営部はマネージャー体制を造るために、
かなりの店長、課長の人事異動を行ったので、
今年の年明けの店長クラスの人事異動は行わないことにしていました。
チーフやスタッフの人事異動は、
四月の新入生が大挙して入社してくる時に、
店舗ごとの新しい体制作りをするので、それまで待つことになるのですが、
今年は、年明けのこのタイミングで、
数人の店長に人事異動を命じたので
それぞれに意図のある重い責任を持って、新しい任地に着いたはずです。

一昨日の土曜日、
まず高針店に行きました。
高針店はカローラ中京さんというカーディーラーと同じ敷地にあり、
今後自由化の波がやってくるカーディーラーさんといかに協業関係を持つか
大胆な実験店になっていかなくてはならない宿命を持っている。
積極的に意図を進めて行く為に、
企画力と実現力を見込んで、永井課長が抜擢された。
この日の訪問はその方向性のキックオフの意味を持っている。

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その永井課長が前任であった春日井店は、
19号線に面した大きなマーケットを有している大切な店舗であり、
それだけに難しい面も持った店舗であった。
永井課長が抜けたあと、春日井店の店長に抜擢されたのは、
一宮店の陸浦チーフ改め、陸浦店長

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初の店長業を責任ある春日井店で果たすには、大変ではあるが、
ここには可愛いだけでなく、人間力と仕事力を持った川村チーフがいる。

写真は一級技術資格松浦スタッフ。一級技術資格鈴木スタッフ

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次に行ったのは安城店。
安城店は、去年、広い場所にリプレイスをして、大幅にお客様を増やし、
業績を上げた張本人の広木マンサノ店長兼マネージャーがいる。
広木マネージャーは、フリーとなって複数の店舗を担当することになるが、
その前に、海外担当だった菅野マネージャーを、
もう一度初心に帰って、
安城店の一店長として、
KeePerの基本と、経営感覚を持った”運営”を、安城店で実践する。

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今後、本格的に海外進出を考えた場合、これは避けては通れない過程だ。

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そして月曜日の今日。
名張街道店に赴任している村田課長
名張街道店は額は小さいが万年不採算店で、
思い切って、メンバー層替えで、真剣勝負を挑むことにした。
村田店長は、若い時、岡崎店をダントツのトップ店舗に仕立てたことがある。
それから紆余曲折があって、
問題店の再生を喫して切り札として赴任した。

今日は、課長として名張店と間接的に関わってきた横山課長と、
名張街道店の現状の報告をもらい、今後どのようなリバイバル策をしていくか、
そのキックオフの会議です。
真剣に話し合った後、昼ご飯に誘ったら、
横山さんが「ウナギが食べたい。まだ食べさせてもらったことがない。」と
嬉しそうにリクエスト。

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今回のイレギュラーな時期の店長人事異動は気合の入った異動なのでした。

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2020年02月29日(土)

2.29.初代プリウス、オリバーカーンからアビルのケツまで

昔、KeePer LABOはまだ「洗車屋・快洗隊」であって、
極上手洗い洗車と極上の磨きがメイン商品で、
体力と気力勝負の体育会気風の店であった。
街の広告代理店が入り、
プロのカメラマンとプロの照明と、本物のスタジオで
大勢のプロのスタッフが寄ってたかって撮った。最初の車は初代プリウス。
写っている一人一人が懐かしい。今はもう誰もいない。さみしい。

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それから何年か経って、四軒目の快洗隊、岡崎店が出来たころ、
かっこいいビジュアルを撮ろうと
縁のあったアーティストとバリバリのプロで固めた撮影隊を駆使し
アストンマーチンのバンキッシュという当時もっともかっこいい車の一つで
大阪の車用のスタジオで、
初代の写真と同じように多重露光で撮ったが、
その出来栄えには驚きの差があった。
そのクオリティの高さは、今の今でも、そのまま通用する。

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キーパーはまだKeePreであったが
キーパーの守りを表現する最初のゴールキーパーは、
アイスホッケーとサッカー、ハンドボールの三人のゴールキーパーであった。
いずれもプロではなく地元の社会人チームから来てもらったものだが、
出演料としてフィーを払ったかどうか覚えていない。
いや、払った覚えがないから、多分、払っていないだろう。
「ハンドボール」は大同製鋼のチームで
この世界では強豪チームの名キーパーだったらしい。
「サッカー」は刈谷市の地方リーグのサッカーチームで、
実力派のキーパーだった。
「アイスホッケー」は趣味で集まった市民チームで、
ゴールキーパーはごっついプロテクターとは反対にかわいい男の子であった。
撮影に使った刈谷のスタジオは、今は、もう無いらしい。

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ドイツSONAXとの提携が深くなっていくころ、
SONAXの本社と研究所、工場がバイエルン地方のノイブルグの街にあって、
マンフレッド ホフマン社長が
ドイツのブンデスリーガのバイエルンミュンヘンに顔が利くと聞いて、
バイエルンミュンヘンのゴールキーパー「オリバー・カーン」に
CM出演の依頼を交渉してもらったら、見事に一発OKで、
幸運の塊のような私の人生の中でも、とびっきりのラッキーであった。

ちっぽけな日本のコーティングメーカーが、
世界のオリバーカーンを使ってTVCMを造って流したのは、驚きで
KeePerに縁のない人でも、このCMだけは覚えている人も多い。

この時点ではKeePerはまだKeePreであった。

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少し経ったら、KeePerになっています

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この後くらいから、広告全般を広告代理店に頼ることに疑問を持つようになり、
デザイナーさんを自社の社員にして、自分たちで広告を造るようになった。
その方が、単に「売り」の広告から、
KeePerのキーパーらしい姿勢と考え方を反映できるし、
とにかく、この方が早い。
早いだけでなく、すぐに直しが利いて、何度でもブラッシュアップが出来る。

私は「買ってほしい」を全く感じさせないこのポスターが大好きです。

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今では、写真も全部、自前で撮るし、
デザイナーはなんと10人もいて、
キーパー製品のデザイン回り、
ラボのパンフレットからチラシや看板・パースまで造りながら、
全国のPRO SHOPがご希望のチラシや看板などを、
KeePerのBIをきっちり守りつつ、デザイン料無料で提供している。
質の高さと、自分の思う存分を表現できるということ、
そして、何よりも圧倒的に安いのです。

皆は、このポスターの写真を愛着を持って「アビルのケツ」と呼んでいます。

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2020年02月28日(金)

2.28.10か月ぶりの新店小平店4月オープン

ここ最近、KeePer LABO直営店の新店オープンがありません。
去年の六月、東京に杉並店がオープンしたのが最後ですが、
今、東京の小平にコンビニの居抜きで大き目のLABOを建設中で、
四月の連休前には、オープンできる予定になっており
かれこれ十か月ぶりの新店になります。
四年前から二年前までの二年間、新店を集中的に造った時期があって、
三十数軒から造り始めて今ではほぼ二倍の80軒の直営LABOがあります。

五年前に東証マザーズに株式を上場して、
翌年東証一部に市場替えをしました。
そのことによって社会的な信用が上がったからなのでしょうか
上場前には新卒の採用などほとんどなかったのが、
上場した翌年には新卒の新入生が70名も入社してびっくりしたのですが、
翌年にも70名入り、中途入社もコンスタントにあって、
直営新店オープンラッシュの大きな動機になりました。
一番多かった年には16軒も新店を造ったのです。

しかし、KeePer LABOはストックビジネスの傾向が強く、
オープンしたての1年目は固定客がまだ少ないので、
売り上げもそれほどなく、収支はなかなか取れないのですが、
1年間、とにかく高品質な洗車とコーティングで
お客様の満足を積み上げることによって、固定のお客様が増えます。
すると、来店客数も伸び、売り上げも上がってきて、
ほぼすべての新店が「二年目のジャンプ」現象で浮かび上がり、
もう一年積み重ねて「三年目のジャンプ」で収支が取れてくるようになります。
収支が取れるようになるまでに多くの新店が丸二年を越します。

だから、営業している店舗の約半数近くまで新店であった時期は、
KeePer LABO運営事業は収支が厳しくなって、
会社全体として2018年6月期は創業以来初めての「減益」を経験しました。

それでも増収であり、会社としての利益はキチンと確保したのですが、
成長過程での減益はマイナスであり、
次なる増益体質を作るべく、
新店が一定の成長を果たして採算点に上がってくるまで、
新店ペースを落として、言ってみれば「養生期間」として間を置き、
新店の成長と既存店の再構築に力を注いで、
2019年6月期には、
二年分の増収増益を果たすことに成功したのでした。

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その間にも、新卒入社の人は60名程度を確保できたのですが、
成長してくる新店と既存店への戦力補充と、卸業事業の強化に人員が必要で、
いつの間にか従業員が500名を越す大所帯になりました。

そして、今年の4月にも55名の新卒社員が入社してくれます。
さらに、何年か前に入社した若者がすっかり成長して、
「店長を目指している。」と声を聞くと、
会社のエネルギーの源である新店を、またそろそろ、
今度は適正なペースで新店を建てていく時期が来たと考え、
今何軒かの新店の工事にかかっています。

あくまでも適正なペースで、
会社全体としての増収増益の健全な成長を確保しつつ、
また新店を開けていきます。
とりあえず開示済みの東京・小平店の完成予想パースをご紹介します。

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キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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