谷 好通コラム

2019年03月15日(金)

3.15.独裁者と強く優れた指導者との違い

専制君主、あるいは独裁者とは
たとえばヒトラーであり、秦の始皇帝であり、
チンギスハーンであり、スターリンであり、ポルポトであり、
今においては金正恩が著名で
いわゆる一人の独裁者が、
圧倒的多数の民衆に対して絶対的な存在、絶対的権力者として君臨し、
全ての民衆が独裁者とその一味に服従することを求められる。
独裁者への服従は絶対的であり、
不服従あるいは抵抗には
何らかの罰かあるいは冷遇を与えられ、最終的には粛清される。

独裁者、専制君主も最初は、
状況を把握、分析して、判断し、決断をもって、
行くべき道、そうあるべき手段を、論理的に、民衆に命じているが、
誰もが自分の命令に服従してくると
そのうちに、
“ただ”の独裁者は、
独裁者の好き嫌いとか、
独裁者の機嫌次第で物事の良し悪しを決め、命じ、
服従を求めるようになる。
いわゆる横暴になって、人の意見を聞かなくなって、
自分の横暴な命令に、よく服従するか、
あるいは自分のご機嫌を取ってくる者を珍重し、重んじるようになる。

そんな服従集団である取り巻きは、
自らが重責にあっても、
ひたすら
独裁者の言動に気を配って
ひたすら独裁者の好き嫌いを敏感に感じ取って、
独裁者の気に入ってもらえるような判断をし、言動に務める。
いわゆる『王様の耳はロバの耳』状態で、
その独裁者は現実が何も見えなくなって、正しい判断も出来ず、
結果として破壊と殺戮の悲劇が残るだけの場合が多い。

こんなことはよくある事だが、
かたや「強い指導力を持った優れた指導者」という存在もいて、
常に生きている今の時代の状況を把握して、分析し、判断し、
民衆全体の幸せを重んじる価値観で将来を見通し、
決断して、人心を掌握して、
行くべき道、あるべき手段を、論理的に部下に指示し、号令を出して、
強力な実現力をもって、
自らとみんなの理想を実現し、民衆を幸せに導いて行く。
そんな強力な指導者と言える人たちによって、
歴史は力強く造られ、人類は進化し、平和と豊かな生活を得てきた。
私もそんな強い指導者によって、素晴らしく発展した会社を知っている。

片やただの独裁者は、結果的に破壊と殺戮に明け暮れ、
悲惨な歴史が残ることになる。たとえば、
ヒトラー、秦の始皇帝、チンギスハン、スターリン、ポルポトの世界の後には
おびただしい死骸が累々と積み重なった。

強く正しい指導者と、ただの独裁者の境目は、
両者の価値判断の基準の違いだけのように思える。

正しく強い指導者は、
常に生きている時代の状況を把握して、分析し、判断し、
民衆全体の幸せを重んじる価値観で将来を見通し、
決断して、人心を掌握して、
行くべき道、あるべき手段を、論理的に部下に指示し、号令を出して、
強力な実現力をもって、
自らとみんなの理想を実現し、民衆を幸せに導いて行く。

ただの独裁者とは、
自分の好き嫌いが判断の基準であり、
自分の好き嫌いで物事を進めて行くことが、
自分の力であり、自分の価値であるかのように錯覚をしている者だ。
それで幸せになれる民衆はいない。
たとえば、
ヒトラー、秦の始皇帝、チンギスハーン、スターリン、ポルポトの世界の後
これらの独裁者が生きていた時代を、
幸せな時代だったという者はいず、
そのすべてにおいて
独裁者は悲惨な最期を遂げている。
独裁者は憎まれ、
多くの場合、後世の人々によって嫌われ、憎まれる。
独裁者の成れの果ては、おおかた惨めだ。

Posted   パーマリンク

2019年03月14日(木)

3.14.KeePerの営業とは

KeePer技研の営業は「売って来い」「売れ」とは言われたことが無い。
一般に営業というと、
言葉巧みに商品を売り込むことが仕事だ。
相手に目的の商品を買う気にさせるためには、
ベンチャラでもお世辞でも何でも言うし、
手練手管、何でもやる。そんな像が営業という役割には当てはまる。
また「営業は足だ。」とはTVのコマーシャルでも言っていた。

何もしなければ売れない商品でも、一流の営業にかかれば魔法のように売れる。
営業には必ず【ノルマ】【目標】があって、
営業はその達成に全精力をかける。
相手にとって、その商品を買うと益になるのか、
相手の為になるいいのかは、別のことであって、
営業はとりあえず「売って」、営業の仕事は完結する。
ちょっと極端かもしれないが、
営業という職種に求められるのは、とにかく「売る」ということに尽きる。
それが常軌を逸すると「ぼったくり」になって、
お客様の信用を失い、やがて身を滅ぼすことになる。

昔々、もう四十数年以上も前の昔、
私も、短い期間だが、売るだけを考える営業をしたことがある。
大きなGSを事情があって辞めた後
とっても小さなガソリンスタンドの所長として働いていた時、
お客様の車にとって不必要な物をさんざん売って、
その店舗の販売成績を上げていたことがあります。

たとえぱ、
オイル交換は1500kmサイクルで顧客管理して
オイル交換はまず今入っているオイルを抜いて、
フラッシングオイルを入れ、
エンジン洗浄剤を加えて、エンジンをかけ内部を洗って洗い、抜いて、
アイルを抜いている間にタイヤの空気圧をチェックして、
圧の減りの大きいタイヤがあれば、パンク防止剤を入れておく、
オイルエレメントを交換し、
エンジンオイルを入れて、オイル添加剤も入れる。
季節の変わり目ならば、ラジエーターには事前に洗浄剤が入れてあるので、
不凍液を抜かなければ(或いは入れなければ)いけない。
不凍液を抜いたにしろ入れたにしろ、当然「錆止め」を多めに追加する。
これらの事をやると、
車の安全点検をしたことになるので、
その料金を追加する。
6か月点検の時期が来ていれば、当然6か月点検を実施する。

これくらいは、相手のお客様が
こちらのやることを黙って認めてくれる掛売り客ならば、日常茶飯事で、
これが月末でノルマにもうチョイで追われている時ならば、
ギヤオイルの交換(フラッシング付)か、
オートマチックミッションのオイル交換や、
クーラーガスの交換などが加わる。

これらはすべてお客様がそのメリットを実感するものではなく、
本当にそれが必要なものはあまりなかった。

私はその小さなGSで成績を上げて、
大きなGSの所長に昇格しました。
バブル全盛の日本国中がおかしくなっていたことです。

やがて、ガソリンスタンドで何かをやると”ぼったくられる”という
カーディーラーやドライブショップや修理工場等から
お客様へのアドバイス?もあって
良くない風評がたち、あっという間に広がり、
いくらGSスタッフが上手く営業しても、
いくら熱心に営業しても、なかなか買ってくれなくなって、
ある時期からパタッと売れなくなった。
ぼったくり最大の標的であった営業車も、リース車になって、
何も売れなくなった。

自分だけが儲かって、相手にはほとんど得が無い「ぼったくり」は、
長くは続かないだけでなく、信用を取り返しのつかないほど損ねる。
もちろんこういう店は存在し続ける理由がなく、
私がいた店舗は直に閉鎖になっていた。

今の時代は、そんな馬鹿なぼったくりをするガソリンスタンドは無い。
それでも、本当に必要なものを必要な分だけお勧めするのは
決してぼったくりではない。正しい営業だ。
ましてやKeePerは、お勧めされたお客様の想像を越す仕上がりになるので、
お客様からすると「ありがとう」となり
ぼったくりとは逆の結果になる。
つまり、お客様に得をしたと思っていただき、信頼関係が造られる。

昔、バブルで世の中が浮き立ち、おかしくなっていた頃
ぼったくりをしたこともある店舗もあったGS業界で、
それに対する猛烈な反省もあって、
キチンとやれば必ずお客様に喜ばれるKeePerが盛んなのだと思います。

病院の外の夜景を見ながら、そんな昔のことを思い出しました。

画像(600x400)
画像(640x367)・拡大画像(781x448)

Posted   パーマリンク

2019年03月13日(水)

3.13.いよいよ手術の最後通告です。

今日は、夜8時45分から
主治医の稻田先生じきじきに手術の具体的な説明があって、
何枚もの同意書にサインをしました。
直前まで、連れ合い達とこの手術をすべきか否かと、真剣に議論していましたが、
稻田先生の明快な説明を聞き、
先生の「頑張りましょう。」で、返す言葉が無く、
「よろしくお願いします。」としか言えませんでした。

手術は×40の巨大な顕微鏡を使って精密に行われ、
脊椎の手術としては一番簡単な手術で、2時間の手術です。
3月18日、この日は三本の手術があるそうで、私は最後の手術になります。
手術の次の日には早速、痛いのを我慢しながらでもリハビリが始まり、
ゆっくり寝かせてはもらえないのだそうです。
私は病院にジッとしている事がとても出来ないので
10日もあれば退院するのではないかと予測しているそうです。
よくよく考えましたが、
やはり、やるべきでしょう。

本当に嫌ですが、やはり、やるべきなのだと思います。
本当にイヤなんですが・・・

Posted   パーマリンク

2019年03月12日(火)

3.12.また外出できました。今日は大満開のしだれ梅!!

昨日が最後の外出だと思っていたら、
今日も午後2時から外出できたのです。
本当は、
今日は午前中から仕事があったのですが、
先生に「外出許可は先週まで」と宣言されて、
昨日の午後からの外出で、これが最後になると覚悟したので、
今日午前中の仕事は欠席としました。
大切な会議であり、東京からわざわざ出て来てくれる人もいたので
ぜひ出たいと思っていたが、
さすがに入院してから1週間で毎日外出しているし、
いずれは手術してまともに動けなくなるのだから、
どこかでこういう時が来ると思い、思い切って欠席とした。

案の定、午前中には「麻酔科」からの呼び出しがあって、
全身麻酔のリスクや
「手術は終わってから間違いなく痛いものです。」と手術のデメリットと、
手術することによって問題が解決されるメリットを、
「自分自身できちん比較して、考えて、自分で決めなければいけません。」
麻酔科のきっぱり話す女医さんから包まない言葉で話されて、
一段と覚悟も出来たが、さらにビビることになってしまった。
明日は、
家族も入れて、稻田先生からの最終の話がある。

これで午後からの時間が自由になったので、
外出できることになったのだが、
会社でやっているはずの大切な会議も終盤にかかっているはずなので、
こま段階で私が加わっていくと、
まとまるものも、まとまらなくなるので、あえて途中からの出席はやめて、
連れ合い達と遊びに行くことにした。

「鈴鹿の森庭園」で、
見事な「枝垂れ(しだれ)梅」が満開を迎えているらしい。
高速に近い病院から目的地まで約1時間。
行って、見て、帰って3時間もあれば大丈夫だろう。
午後2時から午後5時までの外出願いを出したら、すぐに通ったので、
早速出かけた。

行って、良かった。
あんなに見事な枝垂れ梅は見たことが無い。
というより今までで一番見事な「花」であった。
心に引っかかっていた思いかたまりが、スーッと消えて行った気がした。

画像(600x400)
画像(600x400)
画像(600x400)
画像(600x400)
画像(600x400)
画像(600x400)
画像(600x400)
画像(600x400)
画像(600x400)
画像(600x400)
画像(600x400)

Posted   パーマリンク

2019年03月11日(月)

3.11.最後の外出、花粉が4倍

たぶん、今日が最後の外出になるだろうと思う。
先生との約束の一回一泊二日は先週までの事で、
今週から本格的な手術の準備に入るらしい。
手術に向けて着実に近づいていく。

朝のテレビで今年のスギ花粉の飛散量が平年の4倍だと言っていた。
私は花粉症の症状は全く無いので、
平年の4倍だと聞いても何とも思わないが、
毎年花粉症で苦しんでいる人にとっては、
地獄からの通告のようなもので最悪の気分であろう。
あれは見るからに辛そうだ。
花粉症でない我が身が、つくづくありがたいと思う。
と言っても、その辛さを一度でも味わったことがある訳ではないので、
実感をもってそう思っている訳ではない。
そう書いているだけだろう。

30年くらい昔、連れ合いが子宮筋腫で全摘出手術を受けた時、
手術が終わったその日の夜、私は病室に泊まり込んで付き添った。
麻酔から覚めた連れ合いが「痛い。痛い。」と言って苦しむので、
腰をさすりながら、
共感しようとも思うが、
自分は全く痛くないので、
痛がっている連れ合いを傍観している自分を見つけて、
「冷たいものだなぁ~」と自分を思った記憶がある。

あの記憶と花粉症のニュースを聞いても、
全く感情の変化のない今の自分と似ているなと思った。

よく商売では、お客様の気持ちになりきると、
販売側として、何をすべきなのかが判ると言いますが、
なかなか成り切れるものではありません。
でも、それが出来ると、本当に何をどうすべきか判るものです。
でも、とても難しいのです。

だから、
今度の手術もこの恐怖を共感してくれる人はいません。きっと。
仕方ないのです。

Posted   パーマリンク

過去の記事へ

ページのトップへ ページのトップへ

最近の記事

プロフィール

谷 好通

代表取締役会長兼CEO

谷 好通

キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

検索


カレンダー

3

2019


          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

リンク集

過去の記事


RSS1.0

powered by a-blog

[Login]


(C) KeePer Giken. All rights reserved.