谷 好通コラム

2020年06月24日(水)

6.24.永久凍土が溶け出すシベリア

真冬にはマイナス50℃を下回って、
その大地が、まるで金属のように固く凍った永久凍土になっているシベリア。
昔、その上空を北極回りドイツ行きの飛行機から覗き見ると、
ただただ真っ白で、そこへ、たとえば飛行機が不時着でもして、
放り出されたら、1時間も生きているのは絶対無理だと思って、
意味もなくぞっとしたことがあった。
もっと北の北極の海でも夏になれば氷が溶けて海になるが、
シベリアの永久凍土は、地表から何10cmも下では、その名の通り凍ったまま。
そんな過酷な地が、
気候変動で、この夏、灼熱の38℃の気温にまで上がって、
永久凍土がものすごい勢いで溶け出していると
テレビのニュースが、すさまじい洪水の様子を写していた。

しかし、永久凍土が溶けだしているのは、
洪水になって大変だという問題ではない。
その洪水で住んでいた家を失った人もいるのだから、洪水は大変だが、
それ以上に大変なのは、
永久凍土が溶けると、その凍った層に封じ込まれていたメタンガスや、
二酸化炭素が大量に大気に放出されて、
特にメタンガスは温室効果が二酸化炭素の何十倍、何百倍もあって、
地球の温暖化現象を加速させる恐ろしい効果がある。

今、世界中は新型コロナウィルス感染が最もひどく蔓延していて、
それどころではないようだが、
地球温暖化の加速は、地球のすべての生き物にとっての死活問題であって、
新型コロナウィルスは、
約二年後に全世界に普及するであろうと言われているワクチンが、
すべてを解決するだろうが、
地球温暖化現象は、
一度進んでしまえば、逆戻りすることはなく、
解決は地球に氷河期が来るまでの何千年か、何万年も待たねばならない。
その絶望的な温暖化現象を加速させてしまうような、
メタンガスの大放出が、地球規模で今、シベリアで起きているのです。
私はよく生きても10年から20年だろうから、
地球規模での絶滅の灼熱地獄を見ることはなかろうが、
これから何十年も生きていかねばならない若者たちは、
今こそ深刻に、この現在進行形の悲惨な未来を、深刻に捉えなくてはならない。

経済の停滞を恐れて規制を進んで解いているブラジルでは、
何万人もの人が死につつある愚かな悲劇も、
シベリアの永久凍土の溶解は、
その何万倍もの悲劇を連想させる絶望的な現象にも思えて仕方がない。

ページのトップへ ページのトップへ

最近の記事

プロフィール

谷 好通

代表取締役会長兼CEO

谷 好通

キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

検索


カレンダー

6

2020


  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

リンク集

過去の記事


RSS1.0

powered by a-blog

[Login]


(C) KeePer Giken. All rights reserved.