谷 好通コラム

2020年05月27日(水)

5.27.知らない人には分からないから、修正だけでも20回。

私がいつも通る通勤路の途中に、
開業医の病院が3軒並んでいるところがあります。
そのうちの一軒がいつもガラガラで、
屋根付きの駐車場には病院の先生と職員の自家用車が入っているだけで
だだっ広い駐車場にはほとんどの場合、患者さんの車は一台も入っていません。
他の2軒、外科と眼科の病院にはいつも何台かの患者さんらしき車が入っています。
車の通りも結構多い道なので
こんな差が出来るなんて不思議だなぁと、
いつも思っていたのですが、
最近気が付きました。
そのガラガラの病院には、病院の名前がでかでかと書いてあるだけで、
○○科という、その病院の専門の科の名前が建物に書いてないのです。

例えば、人は、頭が痛くなったり、おなかが痛くなった時には、
「どこの内科に行こうか」と考えるでしょうし、
たちえば、うっかり怪我をしてしまった場合には、
「この辺の外科はどこだっけ」と考えるでしょう。
人は、
何かの都合で体の具合が悪くなって場合、
「どこの病院に行こうか。」ではなく
「どこの○○科に行こうか。」と考えるので、
○○科が書いてないあの病院を思い浮かべる人はいなかったということで、
新規患者が全然少なく、その暇さが不信という形でさらに裏目に出て、
いつ見ても患者のいないガラガラの病院になってしまっているのでしょう。

近くの交差点に看板が出ていて「内科、小児科、循環器科」とありましたが、
一般の人にとって、あの看板と病院の建物と直結はしないでしょう。
あの病院は、
その建物に内科あるいは小児科と書けば、何もかもが解決で、
頭が痛くなった人とか、子供がお腹を痛がっている人が、
病院の建物に書いてある「内科、小児科、・・・科」を思いだして、
連れてくるはずです。

長い時間をかけて、そんな人が何人にもなって、
病院の先生の腕が良ければ、あるいは感じが良ければユーザーが積み重なって
いつも駐車場が混んでいるような忙しい病院になるはずです。

いずれにしても、あの病院は、
ほとんどの人にとって「・・・科なのか分からない病院」でしかなく、
入ってみようと思う人がいなくて、
患者が全く来ないだけで、
「●▽内科病院」とか「●▽小児科病院」と書いてさえあれば、
それに関わる具合の悪い人が何人かは来るはずです。

知らない人には、分かりようがない事とは、よくある話で、
自分たちはよく知っているから、●●●と書けばすぐに理解できるが、
知らない人にとっては●●●と書いてあっても、
さっぱり分らないことはあります。よくあります。
しかし、知っている人にとっては、
その分からないという事自体が、理解できなくて、
自分たちが分かる●●●で済ましがちです。
特に自分のことについて書く時は、
自分は自分をよく知っているので当たり前の事であっても、
知らない他人にとっては私は知らない人なので、当たり前の事でも何でもない。

看板やチラシなど広告物を造る時、
その商品をよく知っている者同士で造ると、
知らない人にとっては、
さっぱり分からない、あるいは分かりづらい広告になってしまいがちです。

そんなことを注意しながら、いろいろな人に意見を聞きながら、
たくさんの同僚にも聞いて、
何度も何度も修正を入れます。
今回の「愛車一新フェア」の手配りチラシも、
昨日でとうとう20回目の修正が入って、やっと出来上がりそうです。
こんなしつこい修正の連続は、広告代理店さんであったり町の印刷屋さんなら
きっと怒り出してしまうでしょう。
或いはとんでもない修正料を言われるかどちらかです。

そこはデザイナーさんも一級技術資格を持つ現場をよく知っている者なので、
「今回の修正は少ない方ですよ。」とケロっした顔で、
度重なる修正にもにこやかに応えてくれた。
これは、中々他には真似できないKeePerの強みの一つです。

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プロフィール

谷 好通

代表取締役会長兼CEO

谷 好通

キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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