谷 好通コラム

2019年05月25日(土)

5.25.改善すべき点が多くあった第6回技術コンテスト

一昨日の5月23日に47名の県チャンピオンが全員集まっての準決勝戦で、
昨日5月22日には、準決勝を勝ち残った11名による決勝戦でした。
その両方ともに選手たちの真剣実あふれる競技と、
選手の5倍はいようかという大応援団が、
今までにない大興奮の充実した準決勝、決勝でした。

ところが、私には色々な部分に、
このままではまずいなぁと思えることがあって、
急遽その場で変更できることは、
会長特権(そんなものあるかっ!)で、変えてしまっこともありました。
変えたのは、決勝戦に設定された「ダイヤモンドキーパー」の競技に、
時間加点を無くしてしまったことです。

1日目の準決勝は全部で47名もいるので、
三班に別れて、それぞれでクリスタルキーパーを車の半分ずつ施工して、
その競技得点を上位11名に時間加点を加え、
だから、勝ちぬく人すべてが時間加点の元で争った訳です。
時間加点は、コンテスト初期の頃に私自身が造ったものですが、
競技のトップの決めるのに、
その差が非常に少なくて点差を着けるのが厳しかったので、
技術点が上位数名にだけ競技時間に順番を着けて、
その順番にあらかじめ決めた「加点」をプラスして、
その差を出そうというものでした。
あくまでも、この競技は「品質」と「技術」が重視されるので、
あくまでも技術点が上位であることが条件であり、
その上位に入ったもの同士で時間の比較をして点差を着けるものです。
「上手いは速い」の語源でもあります。
でも、あくまでも技術が上位であって初めて時間を競う意味があるので、
「速いは上手い」度はなく、
あくまでも「上手い速い」なのです。
この事と言葉はKeePerの施工者の中に一つの文化として広く定着しています。

その意味で全国大会の準決勝にも
技術点上位11名に時間加点を付けたのでしょう
しかし、あくまでも「準決勝」は「決勝」に進む11名を決めるものであり、
その11名の中での順位は、その目的には関係ないので、
準決勝47名に対して、
決勝に進むであろう技術点上位11名に、時間加点を着けても、
全く意味が無いので、
競技が始まる直前に
「11名に時間加点を着けるのはおかしい。これは無しで行こう。」と、
みんなに提案したのですが、
みんなには、すぐにはその意味が解らなかったのか、
「今回だけはこれでやらせて下さい。」と迷惑そうな表情。

着けても意味が無いだけなので、
着けなくても変わらないのだから、「まっイイか」と思ってそのままにした。
そして、
3組47名の競技が終わって、
採点の部屋でその様子を見、その結果を見ていたら、
ものすごく多くの人が「159点」とか「157点」の150点台になっている。
私はその事に大きな違和感を持った。
今日の出場者は全員が県チャンピオンであり、
県チャンピオン戦をトップで勝ち抜いてきた人だ。
その点数はほとんどすべての人が160点台を大きく上回っている。

それが159点とか157点など、150点台に甘んじて、
準決勝に敗退するのは、侮辱的なことだ。
表彰式で、落ちた人たちの表情が「暗い」ことに主催者側の誰も気が付かない。
何かおかしい。
その夜の食事会でも、みんながその事を思っていたようだった。
その空気に苛立った私は、
つい、大きな声を上げる場面が何度かあったが、
私が大きな声で怒鳴るのはいつもの事なので、相手にしてもらえなかった。

されで翌日の朝、
「準決勝で落ちた人が、そのあまりの低得点に不満が渦巻いている。
このままではまずぃぞ。なぜ、あんな低得点だったのか?」
この全国大会では、
その採点の正確を期すために採点の経験が豊富であり、
採点に最も信頼を持てるであろう営業所の所長と、
それと同格のLABOのマネージャーだけで占めている。
彼らは、大会の前日に集まって、
更に正確を期すために「目線合わせ」を何時間もやっていて、
採点に自信がある。
そこへ、前線から退いている会長が「おかしい」とクレームをつけるのだから、
彼らも真剣だ。

私は考えた。その目線合わせの時点で
「全国大会はすべての人のレベルがものすごく高いので、
差をつける為に、採点を少し厳しめに、低目に着けたのではないか。」
そう指摘したら、
彼らは言う。
「そういうことは一切やっていません。」
「でも、みなさん、ものすごく急いじゃって、
いつもの皆さんとは思えないドタバタしている感じで、
ああいう結果になってしまいました。同行の応援の人もそう言っていました。」

なるほどであった。
選手は無用に時間を意識しすぎて、技術が雑になったようなのだ。
そういうことだったのか。

今の事態の全貌が判ったからには、
この日の決勝もこのままでいいはずがない。
朝、急遽、二日目の開会がはじまってすぐ、
二百人以上の皆さんが並ぶ前に出て、
「今日の決勝戦は、時間加点はやめましょう。無しです。」
と、その訳を話して、皆さんに賛同を求めた。
皆さんから大きな拍手をいただけた。
重かった会場の空気が、ふと軽くなったような気がした。

何か異常があれば、それを真正面から受け止める謙虚さ。
異常があればその原因を突きつめる「しつこさ」。
この原因が判ったら、”すぐに”解決する「決断力」。
本当は一昨日の準決勝の時点で、
「時間加点をやめよう」と言った私は、しつこさと決断力が足りなかった。

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谷 好通

代表取締役会長兼CEO

谷 好通

キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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