KeePerインストラクターブログ

2014年02月15日(土)

【技術情報】「花粉のシミは熱で取れる」と「やってはいけない危険な方法」

おはようございます。

今日は、『花粉』に対する技術情報です。

春の訪れとともにやってくる『花粉』

植物にとっては大切ですが、花粉症の方や車の塗装にとっては、とてもやっかいな存在です。
花粉に含まれるベトベトとした「ペクチン」が原因で、塗装に大きなダメージを与える場合があります。
昨年もご紹介しましたが、改めて、この春先特有の汚れである『花粉』の汚れから守り、
キレイにする方法をお伝えします。


ステップ1:花粉がついたら、まず洗う

花粉がついたら、まず洗車をすることが肝心です。
花粉がボディの上ではじけてペクチンが塗装にこびりつく前に洗ってしまえば、
花粉もただの埃と同じように洗い流せます。

拭き上げはキーパークロスで
また、洗車後の拭き上げ作業に、キーパークロスの掻き取り効果でキレイに花粉を取り去ることができます。

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これは意外と大きな効果があります。


ステップ2:花粉が軽いシミになったら、熱い「お湯(50℃くらい)」に浸したキーパークロスで拭く。

花粉がついて、少し時間が経ってしまい、洗車しても落ちない場合は、
お風呂より少し熱い程度のお湯にキーパークロスを濡らして絞らずにそのまま拭き取ります。
キレイになったら、乾いたキーパークロスで拭き上げます。

   【注意点】:厚手のゴム手袋を着用し、火傷に気をつけながら作業して下さい。
   @ バケツにお風呂より少し熱いお湯(50℃くらい)を汲み、キーパークロスを浸します。

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   A バケツからキーパークロスを取り出し、絞らずにボディを拭き上げます。

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   B キレイになったら乾いたキーパークロスで仕上げます。


ステップ3:花粉が完全なシミになっていたら、熱い「お湯70℃」をかける。

花粉がついて相当な時間が経つと、ペクチンが塗装の組織の中に浸潤(しみ込み侵す)していき、
塗装の内部から組織を収縮させるような働きをします。
これが強固にこべりついた「シミ」のように見え、洗車をしても、お風呂より少し熱いお湯で拭いても落ちない場合があります。

そんな時は、かなり熱い70℃以上(カップラーメンを作るぐらいの熱さ)のお湯を、
シミのついた塗装に直接かけて、ヤケドしないようにキーパークロスで拭き取れば、跡形もなくキレイになります。

画像(550x426)・拡大画像(640x496)


しかし、不思議なことに?どんな花粉のシミでも、夏になって気温が上がると自然に消えてしまいます。

花粉のシミはペクチンが原因です。
これはただ単にその粘り気で塗装にこびりつくだけでなく、塗装の中に浸潤して、塗装の組織を収縮させるような働きを持っています。
これが頑固な花粉のシミに見えるわけです。このペクチンは一定の温度により熱くなると壊れて、塗装の組織を収縮する力を失って、
結果、花粉のシミが消えることが解っています。だから、熱いお湯をかければ花粉のシミが消えるのです。

ポイントは「熱」です。
花粉は気温がまだ低い春に飛散して、塗装にシミを作りますが、そのまま夏を迎えて気温が高くなり、
暑い陽に焼けたボディは50℃以上、時には70℃を越す場合もあります。
すると、お湯をかけたのと同じような効果で、ペクチンが壊れ、花粉のシミが消えてしまうのです。

【結論】
花粉は、放っておくと塗装に頑固なシミを作ります。
50℃のお湯に浸したキーパークロスで拭くか、ひどい時には、70℃のお湯を直接かければキレイに取れます。
気になるお客様がいたら、ぜひ、キレイにして差し上げたいものです。
でもこれは、夏の暑さで自然になくなってしまう不思議なシミでもあります。



【注意!】:花粉のシミ消しには、やってはいけない危険な方法

花粉のシミを消すポイントは「熱」です。
そのため、塗装面の温度を上げることが目的であれば、いろいろな方法があります。
しかしその中には、やってはいけない【危険な方法】もありますので、ご紹介します。

【危険な方法@】:ヒートガンは危険なので使わない!

ポイントが熱ならば、塗装面の温度を上げる方法として、ヒートガンでも良さそうです。
しかし、ヒートガンは電熱線で空気を直接熱するので、塗装にダメージを与えるまでの温度に上がってしまう危険性があります。

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       【ヒートガンで直接、塗装を熱するのは、危険です】

【危険な方法A】:スチームクリーナーも危険です!!

スチームクリーナーでスチームを噴きかけても塗装面があまり温まりませんが、
スチームクリーナーのアタッチメントにクロスを巻き付け、70℃以上のスチームを出しながら、
アタッチメントの口を塗装面に直接くっつけ続けることで、効率的に温めることができたため、実際にこの方法を試したこともありました。

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       【スチームクリーナー】

画像(535x400)

       【スチームクリーナーのアタッチメントにクロスを巻き付けて使用は危険】

しかし、高熱の中、巻き付けたクロスが塗装面と接触し続けることになるので、クロスの色や跡が塗装面にうつってしまう危険性があります。
(クロス以外にもいろいろな素材を試しましたが、完全に解決できるものがありませんでした。)

花粉のシミ消しに、ヒートガン、スチームクリーナーは使わないでください。
花粉のシミを無くするには、「お湯」もしくは「夏まで待つ」です。


花粉のこびりつきを防ぎたいときは・・・

花粉のシミを除去した後には、キーパーコーティングで塗装を保護しておくことをおすすめします。
特に、無機質のボディガラスコーティングであるクリスタルキーパーダイヤモンドキーパーは、
花粉のこびりつきやシミを防ぐのに、かなり効果があります。

ご参考にしていただければ、幸いです。


技術開発センター
増田

Posted by at 10時33分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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川井俊夫 2017年04月17日 16時59分 [削除]

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